概要
瞬足は、アキレスが2003年から販売をスタートしたジュニア向けスポーツシューズブランド。学童の通学履き用、さらには運動会の競技でも威力が発揮できるシューズとして開発された。開発テーマで掲げたのは「コーナーで差をつけろ!!」。左回りのトラック競技で転倒することが多い子供達を「転ばずに最後まで力いっぱい走らせてあげたい」との思いから、左回りに特化した左右非対称ソールというアイデアを生み出した。
トラック競技で力の掛かる足裏の左側に重点的にスパイクをつけた左右非対称ソールを採用することで、スピードが落ちやすいコーナーでも強く踏み込むことが可能となり、発売2年後から飛躍的な売れ行きとなった。ウェア、帽子、手袋、眼鏡、靴下などシューズ以外のアイテムも豊富に揃っている。
歴史
瞬足のスタートは、男児用スポーツシューズの販売がスタートした2003年。運動会で少しでも速く走りたいという子供、そして親の間で一気に広まった。2006年には、おしゃれでカラフルなデザインの女児用「瞬足レモンバイ」も発売。さらに、子供の足の正しい成長、歩行動作を促す「足育」の理念に基づき、2013年夏から「瞬足足育シリーズ」の販売をスタートさせた。2017年1月には瞬足のシューズの累計販売は6000万足を突破した。
また、シューズでの高い知名度を背景に、伊藤忠商事が2009年にシューズを除く全アイテムのマスターライセンス権を取得し、ウェアから雑貨までの総合的なライセンスビジネスを手がけている。
(2019年1月現在)