ニューヨークのバッグブランド「レスポートサック」は、今年でブランド設立50周年。年間テーマに「フォーエヴァー・フォワード」を掲げ、アイコニックなナイロンバッグの特別仕様や、多彩な協業品が充実する1年となる。
【関連記事】「レスポートサック」 秋冬も好調継続、「誰でも使える」デザインに支持
24年春夏の目玉は、50周年記念コレクション。74年に発売したファーストコレクションを彷彿(ほうふつ)とさせる、ベージュに白のロゴのグログランテープをポイントにしたパテントのナイロンバッグが登場する。黒、白、パウダーブルーの3色展開のボディーに、ベージュのテープが映える。どこかセピア調の写真を思わせる、レトロなカラーリングが新鮮だ。
米国のクラフトマンシップをたたえたメイド・イン・USAのコレクションもある。米国のスピリットを表現する黒、白、赤、青の組み合わせで彩り、本コレクション限定のラベルが付加されている。人気のボストンバッグやショルダーバッグのラインナップ。
米国ブランド「リバティーン」との協業も注目だ。リバティーンを象徴するパッチワークを取り入れたデザインで、よりファッションアイテムとして楽しめる。ロゴ入りのグログランテープをフリンジのようにボディーにあしらったバックパック、大小異なるドットや幾何学柄を組み合わせたプリントのハンドバッグなど、アートタッチな仕上がり。一部店舗で販売する。
そのほか、春の訪れを感じられるような華やかな新色が定番シリーズに加わる。超軽量のマイクロリップストップを使った「エッセンシャルコレクション」にビビッドなブルーとコーラル、無地の「ソリッドカラーズ」にパウダーピンクやセージグリーンなど。使い勝手に考慮した新型も増える。
日米共同企画「レスポートサックアトリエ」の新作、バンダナ柄のキルティングのトートバッグもトレンドにマッチして人気が出そうだ。ブランド全体で、機能的なバッグの魅力はそのままに、素材やデザインのバリエーションが広がっている。