TSIのナノ・ユニバースの24年春夏レディスは、大人の女性に向け上品な肌見せを提案する。メンズは、ハウスブランドの「オテルパラス」が「アンブロ」との協業やユニセックスなデザインで新規客を取り込む。
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レディスは、オレンジやパープルの絵の具がにじんだようなオーガンディのクルーネックトップ(税込み8250円)、クロシェ編みのシャツ(1万3750円)、ジャカードで表面に凹凸を出した透け感のあるキャミソールワンピース(1万7600円)などを出す。
23年春夏に人気だったリネンシリーズは、素材を上質な「ヨーロピアンフラックス」にアップデートした。マシンウォッシャブルで速乾性もある。ジャケットとパンツのセットアップ、ロングジレなど。
オテルパラスは、アンブロと協業した、フットボールシャツ(1万6500円)のほか、ユニセックスなデザインのオープンカラーシャツ(1万3200円)などを揃えた。オープンカラーシャツは明るいピンクやブラウンの生地に可愛らしいスイーツ柄をプリントした。
オテルパラスの境文雄デザイナーは、「立ち上げ時の狙い通り、20代の新規客を獲得できている。今後は卸も視野に入れる」と話す。紙のルックブックを限定配布するなど店頭での販売を強化した結果、23年秋冬は売り上げの8割を店頭が占めた。