「エンフォルド」「ナゴンスタンス」（バロックジャパンリミテッド）の22～23年秋冬物は、今年もアウターが目玉アイテムだ。構築的なシルエットから異素材ドッキング、バイカラーまでブランドらしい遊び心のあるデザインを豊富に揃える。色は例年に比べて、シックなトーンが中心となっている。
エンフォルドは着用した際の様になるシルエットに定評がある。きれいなイエローが目を引くサテンのブルゾン（税込み7万4800円）は、立体感のあるコクーンシルエット。中わた入りでふっくらと暖かく、中にセーターなどを着込んでも着膨れしない大きめのサイズ感にしている。ウールとダウンをドッキングしたブルゾンは、見た目も楽しく、暖かい。身頃と丸く膨らんだ袖の一部をダウンで切り替えた。
コートはオーバーサイズで、さっと着用できるものが多い。注目はリバー仕立てのダブルフェイス。ノーカラーのベーシックなデザインやコーディガンタイプがあり、羽織るだけで様になる。
機能性を付加し、アウトドアにも着て行けるナゴンスタンスは、撥水（はっすい）加工したウール・ナイロンのコート（5万7200円）がおすすめ。街にも溶け込むきれいめなデザインで、軽い雨の日にも活躍する。
撥水機能はリバーシブルのブルゾンなどにも備えた。ダウンベストは撥水に加え、透湿性、防風性に優れた素材を使用している。
