《FB用語解説》ホームスパン 手紡ぎ・手織りの風合いを残す粗い目の織物

2021/07/15 06:22 更新


 homespun。元々は家庭で手紡ぎされた太めの糸で手織りした織物の総称だが、現在では太い紡毛糸を使用してゆっくりと織った、ざっくりと粗い目の平織りや綾織りの織物全般を指す。イギリスで生まれたもので、明治時代のはじめに宣教師を通じて日本に伝えられた。手紡ぎ・手織りやその感覚をいかして作られるホームスパンは現在も岩手県の盛岡市や花巻市周辺で産業として残っており、国内外のアパレルメーカーやデザイナーブランドへ販売し、コートやジャケット、マフラーなどに使用される。



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