レディスアパレルのキングは19年夏向けで、大人の女性に向けて、上質感や多彩な色使いを訴求する。
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主力ブランド「ピノーレ」のシーズンテーマは、タイムレスビューティー・アンド・コンフォート。麻をはじめとする天然素材を生かした先染め生地を使って上質感を打ち出す。プリーツやタンブラー加工による立体感や表面変化で独自性を発揮する。
リネン100％の欧州インポート生地を生かしたスモーキーグリーンのスカート（2万9000円）は、デニム調麻素材に洗い加工をして上品でナチュラルなしわ感を出したGジャン（3万6000円）にグラフィカルなボタニカルプリントのブラウス（2万9000円）をコーディネートして提案する。
来夏でブランド設立50周年を迎え、「シアタープロダクツ」と協業したサマーコレクションも打ち出す。「ブライトン・リゾート」をテーマに、スコティッシュペイズリーやブライトンフラワー、シーサイドストライプ、デッキストライプなど、インクジェットプリント「ビスコテックス」を生かした多彩な意匠のシャツブラウスを販売する。
「セシカ」は、フェミニンでモダンな大人の上質カジュアルを訴求する。テーマは「スターマート」、「ラ・グラン・ブルー」、「パラダイスチェック」の三つ。生地の質感やディテールで差別化を図る。
3月はブルゾンやスカートに刺繍柄を取り入れ、ニットトップはジャカード編みで星をデザインした。カラーはラベンダーピンクなどでシックな大人の女性を演出。4月は海の濃淡を表した薄いライトブルーや、深みのあるディープブルーなどのグラデーション。大柄の刺繍パネル柄のエアリーなトップ（3万5000円）は、ヘムラインに合わせて刺繍を付けた。
ドロップショルダーのプルオーバー（2万9000円）にはモザイク・タイル柄を並べたプリントをのせる。ウォッシャブル機能を持つペーパーヤーンのカーディガン（2万9000円）も作った。5月は綿・レーヨン・キュプラ複合の先染めチェック柄のオーバーシャツ（2万9000円）を販売。麻100％のハイゲージニットのカーディガン（2万7000円）は前後を逆に着用できるツーウェーのデザインにした。
フェミニンテイストの「ジュディ」は、スウィート・プロヴァンスをメインテーマに、「リバティ」プリントのアーカイブの柄をのせる。ピンク、オレンジの暖色系を生かした意匠柄「チャートウェル」や、線描による花柄の「エドナ」、ブルーとパープルの配色による「ヒナギク」、シャクヤクが印象的な「スウィムダンクレア」など。
カジュアル感と可愛いらしさを兼ね備えたドレスやブラウス、スカートなどを販売する。
