11月11日は、1が四つ並ぶ形状から様々な記念日が制定されている。日本靴下協会が11月11日を「くつしたの日」としたのは93年。繊研新聞では毎年、「くつしたの日」特集を組み、靴下業界の動向を伝えている。
1年で最も記念日が多いのは、いつか。日本記念日協会の登録を見ると、11月11日は53件で、8月8日と並び2位。一番多いのは54件の10月10日だった。上位は伯仲しており、新しい記念日が増えるたびに順位が変わるようだ。
中国では11月11日は「独身の日」。中国最大の消費イベント商戦で、昨年は11月1～11日でアリババは約5000億元を売り上げ、続く京東は2700億元だった。今年は中国政府の圧力からか少し様相が異なりそうだが、この異様な盛り上がりは日本では想像しがたい。
フェリシモやコナカも本日を記念日とする。フェリシモは「おそろいの日」、コナカは「スーツセレクトの日」として特別企画商品のスーツを1111着売り出す。他には「西陣の日」「ジュエリーデー」「サッカーの日」「たくあんの日」、「立ち飲みの日」や「チンアナゴの日」もある。
商魂のたくましさを感じる一方で、同じものを見ても、人により様々な見方があることがわかる。第1次世界大戦が終結したのが、1918年の今日。世界平和を祈る世界平和記念日でもある。
