森ビルは一般社団法人のAIスーツケース・コンソーシアム(東京)が主催する、視覚障害者の移動を支援する自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」の実証実験に協力する。実験は、10月1~31日に同社が開発を進める東京の虎ノ門ヒルズエリアで行う。
同ロボットは25年から社会実験をスタート。スーツケース形で、内部にコンピューターやセンサー、モーターが組み込まれている。ユーザーを先導し、対話型AI(人工知能)を通じて人や障害物を避けながら目的地まで安全に案内する。
歩行しながら、AIは目的地や経由地の解説に加えて、店のメニューや商品情報も提供し、対話しながら街の回遊やショッピングを楽しめる。虎ノ門の複合施設「グラスロック」地下2階で貸し出す。

森ビルは歩行者デッキを設けるなど同エリアのバリアフリー化を進めてきた。協力の背景について、都市開発事業部計画企画部の加藤昌樹さんは「物理的なバリアフリー空間の整備だけでなく、新たなテクノロジーを使うことで視覚障害の方をはじめ、すべての人が自由に楽しめる街にしたい」と説明した。
