婦人靴卸のダニュウからの投資でソールの開発が実現した
服飾雑貨のプロダクトデザインを手掛けるプロエフデザインズ（大阪市）は、自分で組み立てられるシューズ「ローパー」で、厚底サンダルを開発した。これまでフラットソールのシューズを作っていたが、婦人靴卸のダニュウから投資を受け、厚底ソールの開発が実現。完成品とDIYキットを販売している。
ローパーは、アウトソールの外周に開けられた穴にロープを通し、アッパーをつけて製作するもの。有機溶剤を一切使わないため、一般消費者でも安全に靴作りが楽しめる。サンダルは甲に収縮性のあるゴムを使用し、マジックテープで調整、着脱する。ソール、ロープ、ベルト、インソールは色の組み合わせが選べる。完成品は税込み9680円。
同社は企業ビジョンに「愛着をデザインする」を掲げ、生産、販売、消費に関わる全ての人が共に楽しめる関係性を目指している。その一環として、同社の専用資材を使って靴作りワークショップが開催できる認定講師制度も始めた。これまで卸先の個店専門店のオーナーや地域交流に関心がある人が資格を取得し、各地でワークショップを実施している。
