ファッションブランドのプレスルーム「シアンPR」を運営するシアンクリエイティブは10月25日、東京・目黒区青葉台にPR連動型のセレクトショップ「パークストア」をオープンした。ブランドの世界が見えるよう品揃えし、卸売りで受注の少なかったアイテムも一般消費者が手に取れる場を提供する。ECも始めた。
売り場面積は70平方メートル。シアンPRで扱う26ブランドのうち、国内外で実績のある11ブランドの秋冬商品を販売する。東京コレクションに参加しているブランドのショーピースの一部も扱う。
小売りを始めた経緯は、デザイン性の高いブランドは「雑誌媒体の露出が目立っても、実際にセレクトショップが仕入れているアイテムは限られ、消費者からの問い合わせに対応し切れていない」から。一方で、SNSなどを通じて店頭で見えていない情報をキャッチする消費者は増えており、そのニーズを埋め切れていないギャップがあるという。
本来は「クリエイティブな洋服が好きという人はたくさん存在しているし、その気持ちに応えてファッションの楽しさを伝えていきたい」とディレクターの林洋介氏。