多様化し、以前よりカジュアルになったと言われる結婚式や披露宴。だが、参列者の服装を巡るマナーについては今も議論が尽きない。最近、SNSで目にしたのは「かつては参列者がカラードレスで会場を華やかにし、主役を引き立てていたが、最近はモノトーンの人ばかり」という投稿だ。
物価高の今、一度しか着ないかもしれない服をその都度買うのは難しい。特別な日の一着も、その後、何度着られるかという汎用性で選びたい。その傾向からか、これまでドレスが主力だったフェミニンなブランドでも最近は「着回しやすさからパンツをお求めになる人が増えた」と聞く。さらに普段使いまで考えると、黒やグレー、ベージュなど落ち着いた色が選ばれやすいのも当然だ。
一方、華やかなドレスの人気がなくなったわけではない。推し活やホームパーティー、イベントなど、趣味の場で好きなファッションを思い切り楽しみたいという需要は、むしろここ数年で増えている。結婚式以外にも服を買う目的や着ていく場面が広がるなか、消費者が出費にメリハリをつけているだけなのかもしれない。
(相)
