韓国のフットウェア「YASE」(ヤセ)は、東京・渋谷パルコ4階の韓国ファッションブランド店「ザ・ヒュンダイ」の一角で10月21日までの期間限定店を開催中だ。ソウルを拠点にするCCC COMPANYが運営し、卸売りと自社ECで販売しながら韓国市場で成長し続ける。
CCC COMPANYは11年に革製品メーカーとして創業。デザイナーを担うムン・ジウCEO(最高経営責任者)は「工場を運営する中で、格好いい革製品ほど重くて不便なものが多いと気付いた。そこで、もう少し実用性や快適さにフォーカスして、格好いいデザインを快適な靴として作ってみようと16年に立ち上げた」と話す。その後、販売が伸びて自社はサンプル制作に徹し、量産は中国と韓国の靴メーカーに依頼。中国ではウォッシュ加工の工場に投資している。
「ドレスシューズとスニーカーの間のポジション」を意識して革靴からスニーカーまで幅広く企画。それぞれ、手に取った瞬間の軽さが消費者に響く。アッパーはビンテージの革靴を模した重厚なレザーを使っていても、履き心地は軽やか。「韓国のタイヤメーカーと協業開発した、廃タイヤを加工したアウトソール、伊エクストラライト社の超軽量の発泡素材を使ったオリジナルソール」といった独自のソールが大きな強みだ。「若い世代は活動的な人が多いし、それで評価されたのだと思う。ある時点で急激に人気が出たというよりは、少しずつ認知度を積み上げてきて、こうして日本でも紹介できるようになった」。
期間限定店では、韓国の俳優のキム・ボラさんとの協業モデルのスニーカーを展開。最近は、インフルエンサーとの協業にも積極的に取り組み、その目的は明確だ。「多くの種類の靴を履く人、長時間歩く人たちと協業しており、それぞれの履き癖にもヒントがある。歩行時の圧力を分散するデザインやシルエットに発展させている」という。
日本での小売価格はホースハイドの革靴で2万円台半ば、スニーカー2万円台前半、ブーツ4万円前後。