スポルディング・ジャパン(東京)とスタンレーインターナショナル(東京)が生産・販売する米スポーツブランド「エー・ジー・スポルディング・アンド・ブロス」は24年秋冬物で、和歌山のつり編み機で編んだスウェットアイテムの復刻版を充実する。
「和歌山のつり編み機と職人技をベースに、1920~30年代アーカイブのディテールやデザインを復刻し、付加価値を高める」(馬場達二企画部ディレクター)狙い。つり編みの裏起毛スウェットを使った「膨らみ感、柔らかさとぬくもり感」が特徴だ。
アイテムはロックフーディー、ダブルフェイスのサイドラインパーカ、袖口に無縫製の筒リブを使ったトレーニングスウェットシャツ、脇下のガゼットが特徴のフットボールシャツ、タートルネックトレーニングシャツなど。税込み2万5850円~4万2900円など。セレクトショップや専門店中心の卸売りと、オンラインストアで販売する。
今後、協業や期間限定店の出店でブランド認知を高める。
同ブランドは1876年、世界で初めて野球やアメフトのボールを作ったことで知られるスポーツブランド。スポルディング創業者のアルバート・グッドウィル・スポルディング氏は米イリノイ州出身のプロ野球選手で、後に監督も務めた。