JR東海道本線・辻堂駅前の大型SC、テラスモール湘南(神奈川県藤沢市、運営は住商アーバン開発)は、遠近両面で集客し、売り上げをさらに伸ばす構えだ。
同施設は25年12月期、シネマが好調だったことや24年に導入した新店が浸透するなどで来館客数を伸ばして増収になった。24年度にそれまでの最高だった19年度を超えた568億円を売り上げており、2期連続で過去最高になった。これらを踏まえてもう一段の成長を目指す。「体験価値のある館を目指す」(竹内俊輔テラスモール湘南事業所所長)を前提に、地域からの来館と商圏の両方を拡大する集客力向上に取り組む。
地域からの来館では今年11月に迎える15周年に伴うイベントを重視する。この後順次、企画を実施するが、長期間にわたり継続的に開催、繰り返しの来館を促すファミリー向けワークショップなどを実施する予定。商圏拡大では25年に実施した大型イベントで実験していた。コーヒーやビールで湘南の事業者を集めたもので、商圏の外辺と考えていた北側や東側にアプローチし、反応があったことから力を注ぐ。
同施設が開業した11年以降、広域型としての商圏内で新規開発が進んだ。競合が激化する中で24年に全280店中50店を刷新、上質を打ち出すテナント揃えを更新した。25年に「ジャーナルスタンダード」を導入、今年も3月20日に「ポール・スミス」が開くなど順次の入れ替えを予定しており、定評のある感度を差別化ポイントとして磨いている。
1、2月は順調に立ち上がっている。上質な店揃えを生かしながら、集客力を高めて続伸を目指す。
