コードナインのレディスブランド「アウラアイラ」は23年秋冬、グリッターやラメ、サテンなど、光る素材を使ったアイテムが充実する。テーマは「宇宙の砂漠」。ビジュアル撮影では、スペース感と温かみのある世界を表現した。アウターは型数を増やし、8月から打ち出す。直営店を持たないため、ECで買いやすいキャッチーなデザインがポイントとなっている。
(松本寧音)
立ち上がりの7月は、シーズンを象徴するアイテムが揃う。宇宙と砂漠をイメージしたグラデーションのシアートップ(税込み1万4000円)をはじめ、後ろ身頃をサテンで切り替えたモール糸のニットベスト、ベロアの半袖パーカなどを企画した。メンズライクだが、素材で華やかにしたものが多い。
8月は薄手のアウターが主役のラインナップ。ジャケットは上半分をデニム、下半分をツイードで切り替えたり、ライダーズジャケットはサテンで仕立てたり、個性的なひとひねりが特徴だ。トレンチコートはアシンメトリーなデザインで、右側だけ袖にボリュームがあり、襟とポケット口がリブになっている。過去に販売して人気が高かったリバイバルアイテムで、復刻販売する。
9~10月にかけては、重衣料が増える。グラデーションに製品染めしたカーディガンや月のマークを刺繍した段ボールニットのパーカ、クロップト丈の厚手のセーターなどだ。アウターは厚手になり、鮮やかなブルーのシャギーコート、ボアとファーとフェイクレザーを使ったダウンジャケットなどがある。展示会ではツイード、デニム、ボアをパッチワークした中わたのジャケットが人気だった。