オーロラ コンセプトストアでイベントを強化 団体や学生と協業

2024/03/29 11:00 更新


デザインを担当したAFAメンバーも店頭で楽しく接客

 オーロラは東京・東急プラザ表参道原宿のコンセプトストア「オーロラ」で、デジタルオーダーシステムを活用したイベントを強めている。昨年6月に消費者に直接アプローチする拠点としてオープン、団体や学生などとも協業し、新たなマーケットの掘り起こしや新規客獲得が進んでいる。

 店内には傘やスカーフ、帽子などを1点から制作できるオンライン活用の「オーロラデジタルオーダー」システムを設置。その場で独自のデザイン制作も可能なため、インバウンドなどにも人気でクリエイターの販売機会の提供にもつながっている。

 3月には青山学院大学を拠点にファッションのデザイン・生産管理・販売を行うファッション・ブランド・サークル「AFA」と協業。「ザ・ピンク・オブ・ファッション」をテーマに、グラフィックをデザインし、傘などを制作、販売した。AFAは現在、学生など120人が在籍。今回、デザイン制作に参加したメンバーは、「普段は雑貨ではなく、服作りを追求している。この機会は新たなデザイン制作と販売の場となり、楽しかった」。グラフィックはデジタルなので、雑貨に合わせてイメージできたという。

 これまでも大阪文化服装学院、昭和女子大学と協業。岩出眞康取締役は「1点から制作できるため、在庫を持つ必要がない。チャレンジでき、リアルなビジネスも学べ、体験できる」と、今後も認知拡大や情報発信に取り組んでいく。



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