オーロラは、大人から子供まで使える傘ケース「楽スポっ」を企画、販売を始めた。傘を抜き取る際に、傘袋の収納を自動で巻き取るリールを内蔵してアシストする独自の商品構造で、特許を取得した。「商業施設の入り口などに置かれている傘用ビニール袋の消費軽減にもつながる」(岩出眞康取締役)と、環境にも配慮した商品となっている。
【関連記事】オーロラ コンセプトストアでイベントを強化 団体や学生と協業
楽スポっは本体部分がポリ塩化ビニルで、縦19×横11センチと、16×11センチの2タイプ。袋部分はポリエステル100%の撥水(はっすい)生地を使用し、水滴が染みてこない。長傘をさっと差し込むだけで使用できる仕組みで、それぞれ傘骨60~65センチと45~55センチを収納できる。本体部分にはリングが付いており、バッグに取り付けて使用できる。付属ホルダーストラップで肩からの斜め掛けも可能だ。
満員電車や屋内での傘マナーの向上、子供の登下校にも活躍するという。使用後には先端のボタンを外して水抜きもできる。ブラックやネイビー、カーキ、イエローなど8色。税込み2420円。
「より便利に収納できるよう、改良に改良を重ねた」と、商品化には1年半かかった。昨年の12月中旬から今年の2月中旬まで、応援購入サービス「マクアケ」で販売したところ、目標設定を大きく上回る約800個の先行予約となり、好評だった。