キャンプ用品メーカーが、相次ぎ製品の値上げを発表している。原材料費の高騰や世界的なキャンプ需要の高まりによる生産ラインの逼迫(ひっぱく)が理由。「企業努力だけでは価格維持が困難になった」という。ただ、キャンプ関連需要は引き続き堅調なため、小売り側では「買い控えなど値上げによる影響は軽微」と見る向きが多い。
キャンパルジャパンは12月21日、「オガワ」ブランド製品の価格を約3~5%値上げした。コールマンジャパンも22年1月1日、「コールマン」ブランドの価格を改定する。
スノーピークは1月6日に価格を改定する。該当製品は「スノーピーク」ブランドの338品目で、人気テントの「アメニティドーム」(M)は4万3780円から4万6200円へ、「エントリーパックTT」は5万4780円から5万7200円へ引き上げる。ロゴスコーポレーションも1月6日、「ロゴス」の一部製品で平均13~14%価格を引き上げる。