スタディオ・アロゼは、レディスニット「エンデイ」の18~19年秋冬物から、「ワクワクするようなデザインニット」の〝ジャパンライン〟を販売する。「市場には上質な原料のシンプルなニットはあるが、デザインニットは少ない」(MD兼販売代行のキュアリス)と開発した。
京都のモンドフィルの意匠糸を使い、一部は糸からオリジナルで作り、デザイナーブランドも使う高い技術力の国内工場で編む。
テープヤーンとスーパーキッドモヘアのニットは2万6000円。立体感のある編み目と軽さが特徴のケーブル編みのタートルネックトップは3万9000円、カーディガンは4万3000円(参考価格)。ラメ糸やフェザー糸、蛍光色の糸などを組み合わせた手編みで、プルオーバー、タートルネック、カーディガンがあり4万9000~6万5000円。「本当に良いものが消費者の手に届くように」と原価率を高くし、小売価格を抑えた。
バイヤーの反応は上々で、「サカイ」「ビューティフルピープル」「トーガ」などを扱う店から、新規のニットブランドとして認知されつつある。東京の合同展アングル、大阪の展示会で披露する。2、3年後に海外進出をめざす。既存のエンデイはセカンドラインとして、1万円台~2万円前後で継続する。