《FB用語解説》ベビーカシミヤ 年間流通量は20トン

2021/11/17 06:22 更新


 生後半年程度のカシミヤヤギから採れる産毛ならではの柔らかさが特徴。世界で年間20トンしか流通しないという。最も適しているとされる中国内モンゴル自治区東部で採取され、特別に整毛されたカシミヤ原毛の供給をほぼ独占的に受けているのが、日本で初めてカシミヤ紡績を手掛けた東洋紡糸工業(大阪府忠岡町)。糸売りしているのは同社のみ。カシミヤ紡績は生産スピードを上げると、繊維に負荷がかかり傷んでしまう。染色は低温で行うなど、デリケートなベビーカシミヤの扱いには専門的な知見と技術が欠かせない。


この記事に関連する記事