「マディソンブルー」 11月、パリに初の常設店 もう一度「ゼロ」から

2026/10/07 06:28 更新NEW!


パリ店のオリジナルウェア

 【パリ=松井孝予通信員】中山まりこさんが手掛ける「マディソンブルー」は11月6日、パリに初の常設店を開く。売り場面積は約50平方メートル。青山店の約450平方メートルに対して10分の1ほどの規模だが、常に商品に触れられる場として、現地のファンに応える。

 売り場はシャツやデニムなど創業以来の「エッセンシャル」と、年2回発表するシーズンコレクションを半々で構成する。10月に刷新する海外向けECとも連動し、店舗にない商品も注文できるようにする。

 またパリ店のオリジナルとして6型を企画した。ブランドが得意とするワークウェアを、タキシードに使う上質な素材で再構築。サマーウールのジャンプスーツやジャンパースカートは、着方やレイヤード次第でパーティーへの装いにもなる。素材、縫製ともに日本製だ。

 現地での協業も広げる。ロンドンのアーティストと組み、英仏版のジャーナルを年2回発行する。パリの「ギフトショップ」とは、Tシャツやピンバッジなど、キオスクをイメージしたグッズを揃えた。「ビジット・キャップス」とは、旅を着想源にしたアイテムを制作する。協業相手とはフレンズ&ファミリーのような関係を育てていく。

 ブランドの立ち上げから12年。規模が広がるなか、中山さんがパリに求めたのは、創業時のように好きなものを自由に形にする感覚だ。「パリはゼロからのスタート。成功例も失敗例もなく、全てが未知の世界。トライ・アンド・エラーを重ねたい。ここで得たエネルギーを東京へ持ち帰り、互いにもっと面白くなれば」と話す。



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