ベビー・子供服の「メルティッドバター」 北欧在住デザイナー×日本生産 高感度ママから支持

2026/05/27 11:30 更新NEW!


スワン柄がヒットしSNSで口コミが広がった

 ベビー・子供服ブランド「メルティッドバター」(東京、ケーツー・クロージング)が感度の高いママの心をつかんでいる。デンマーク在住のデザイナーが自然や動物からインスピレーションを受けたデザインを、日本生産で形にする。インポートのような洗練されたデザインが子供服好きの間で話題になり、百貨店の期間限定店でも実績をあげている。

(金谷早紀子)

 中学生の頃から友人の早出寛美さんと上原香さんが、22年に立ち上げた。早出さんは大手セレクトショップなどでレディスのデザイナーを務めたあと、結婚出産を機にデンマークに移住。自身の子供が着る服を探すため、欧州ブランドや韓国の子供服を見たが、「オーバーサイズの形を着せたいけれど欧州のものは形がタイト」「韓国子供服はゆったりサイズもあるけれど、素材がオーガニックではない」と、本当に欲しいと思えるものに出合えなかった。ならば自分で作ってみたいと、国産のレディスブランドを手がけるケーツー・クロージングに務める上原さんに打診し、ブランド立ち上げに至った。

 ブランドコンセプトは、カラフル、プレイフル、カジュアル。コペンハーゲンの暮らしやファッションから着想してデザインする。カットソーアイテムが中心で、ボディースーツやカバーオール、レギンス、ボンネットなどを揃える。植物や動物、昆虫などをミニマルにかたどったオリジナルプリントが特徴だ。素材は9割がオーガニックコットンを使用。中心価格は1万円弱。日本の工場で直接生産し、お下がりも含めて長く着続けられる服を提供する。主力サイズは新生児~2歳向け。主に直営ECで販売する。

主に直営ECで販売し海外からも購入がある

 ケーツー・クロージングで子供服を作るのは初めて。工場の開拓から始め、2人とも「分からないことだらけ」で、インスタグラムもフォロワー数がゼロからのスタートだった。初めの1年は反応が薄く「弱音を吐くことも多かった」と笑う。23年に阪急うめだ本店、伊勢丹新宿本店で期間限定店を実施した頃から認知度が高まり、24年に出したスワン柄がヒットして、SNSで口コミが広がった。スワン柄は、白鳥をドットのように表現し、一見幾何学柄のように見えるもの。他にはない柄が評判を呼び、現在はインスタグラムのフォロワー数が4万人を超える。

百貨店で期間限定店を定期的に開いている(伊勢丹新宿本店)

 有力百貨店のバイヤーからも「ファンが多く、限定店は毎回好結果」と評される。海外から購入する人もいるため、海外からでも買いやすいサイトにするようECの刷新も予定している。ゆくゆくは海外でも認知を広げたい考えだ。



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