《めてみみ》都道府県で考えると

2026/07/21 06:24 更新NEW!


 サッカーのFIFAワールドカップが昨日閉幕した。メッシ(アルゼンチン)、エムバペ(フランス)、ハーランド(ノルウェー)らスター選手を擁する強豪国の安定ぶりが印象的だったが、決勝トーナメントに進出した国には意外な顔ぶれもあった。

 それはカーボベルデ。国名さえ知らなかったアフリカの島国だが、1次リーグでは強豪スペインと引き分け、決勝トーナメントでもアルゼンチン相手に敗れはしたが延長戦まで持ち込むなど爪痕を残した。人口は60万人で日本の都道府県に当てはめると最下位の鳥取と島根の中間、国土面積はほぼ滋賀と同じ。県代表チームが世界に伍(ご)したというイメージだろうか。

 ベスト8のノルウェーも人口は兵庫とほぼ同じぐらい。人口が多いほど、代表チームも精鋭が集まりおのずと強くなると思いがちだが、必ずしもそうではない。ひるがえって経済についても小国と都道府県を比べると興味深い。大阪や愛知といった大都市を抱えるところはニュージーランド1国の経済規模に相当し、県人口が100万人強の岩手や青森はスタートアップ大国として知られるエストニア並みだ。

 日本全体で捉えると「人口減少で縮小するマーケット」と悲観的に捉えがちだが、小国の知恵を「47」掛けると考えると、ポテンシャルはある。捉え方一つで地方創生の発想も広がるはずだ。



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