プロバスケットボールリーグ、Bリーグの新シーズンが開幕した。今シーズンから新しいカテゴリーに区分けされ、トップリーグのBプレミア、それに次ぐBワン、Bネクストの全55チームが来年5月までのレギュラーシーズンを戦う。
かつては国内で実業団主体とクラブチーム主体の2リーグに分裂し、これらを理由に日本バスケットボール協会は国際資格を停止された過去がある。これを乗り越え、16年に生まれたのがBリーグだ。エンターテインメント性と同時に競技レベルの向上を追求し、リーグの成長に伴って男子日本代表のレベルも年々上がっている。
世界トップレベルのリーグを目指すが、市場規模が2兆円に迫る米NBAと比べると、Bリーグは1000億円に満たず、その差は大きい。だが、長崎、佐賀、栃木、沖縄といった地方のチームが集客も含めて盛り上がっている様は、10年間の努力のたまものだろう。各チームのユニフォームをスポーツブランドがサポートしているほか、アダストリア(茨城)、ナンガ(滋賀)などアパレル企業もチームパートナーとして盛り上げている。
スポーツ興行と繊維アパレル産業を一くくりで語ることはできないが、地域社会に貢献し、働く人や客を幸せにできなければ企業が存在する意味がないのは同じ。逆境から生まれた熱狂の場に学びたい。
