「ミキハウスゴールドレーベル」26年春夏 海島綿製の商品を拡充

2025/09/22 12:00 更新


能登のシルクレースを飾った海島綿のドレス

 三起商行は「ミキハウス」の最高級ライン「ゴールドレーベル」26年春夏物で、海島綿を使った商品をさらに充実した。内野の「マシュマロガーゼ」を海島綿で作ったベビーアイテムや、女児向けの商品を作った。

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 海島綿を使ったシリーズは人気で、同レーベルの売り上げの約7割を占める。特に、ベビー向けのボディーシャツやツーウェーオール、アウターが良く、顧客獲得の入り口になっている。今回のガーゼでは、スリーパー(税込み22万円)、バスタオル(14万3000円)、ハンカチなどを作った。女児向けでは、能登のシルクレースを飾った海島綿のティアードドレス(19万8000円)など、薄いピンクで統一したアイテムを揃えた。

内野の「マシュマロガーゼ」を海島綿で作ったベビーアイテム

 このほか、親子で使える小物を充実するために、イタリアンレザーのリュックとショルダーバッグも企画した。輪島塗の第2弾として、蒔絵(まきえ)の兜(かぶと)と立ち雛(びな)も披露した。

 ゴールドレーベルの売り上げは好調で、25年春夏物は前年同期間の倍となり、年間5億円ペースで成長している。中国の代理商を通じ、ホテルでVIP向けの新作発表会を開催するなど、富裕層のコミュニティーに入り込む施策を強化。国内は11店で常時販売しているが、客注などを通じて、国内の約3分の2の店舗で販売している。販売スタッフがECを使って接客提案し、売り上げを作っている。



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