縫製工場発レディス「ネストローブ」24年秋冬 ノスタルジックなモノクロ服

2024/05/16 12:00 更新


 縫製工場発のSPA(製造小売業)、ネキストのレディスブランド「ネストローブ」は24年秋冬、モノクロを基調にノスタルジックな雰囲気のアイテムを打ち出す。テーマは「グッドオールドデイズ」。モノクロ映画から飛び出してきたかのように、白も黒も少し色あせたような表情が特徴だ。

(松本寧音)

 今シーズンを象徴するのは、黒地に白とグレーで小花柄を描いたスモックドレス。定番のリネン100%の生地にプリントし、ビンテージ風に仕上げた。税込み4万7300円。

ビンテージ風に仕上げた小花柄のスモックドレス

 アンティークのようなレースや刺繍もポイントだ。ブラウスのカフスにエンブロイダリーレースとトーションレースを組み合わせたり、チュニックの比翼とカフスに英国の伝統的な刺繍をモチーフにしたオリジナルの刺繍をしたり。スカラップ刺繍したシャツドレスの裾に木の実のパーツを加えたものもある。

オリジナルの刺繍が映えるシャツドレス
モノクロ映画のような、少し色あせた白と黒が特徴

 暖冬で厚手のアウターの動きが鈍くなっているため、アウターは薄手で秋、冬、春着用できるものを強化する。スーピマコットンの裏地なしのステンカラーコート、表がウールで裏がリネンのドレスとしても着られるコートなど。オーガニックコットンの別珍のジレも新鮮だ。

 裁断くずを活用した「アップサイクルリノ」では今回、春夏に使用したギンガムチェックを拡大してブロックチェックにし、アノラックとサロペットを作った。この生地を裏地に使ったジャケットなどのシリーズも毎年、人気を集めている。



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