西川(東京)は、企業の健康経営や従業員エンゲージメント向上を支援する法人向け睡眠ソリューション事業を強化する。寝具販売にとどまらず、睡眠を切り口に働く人のコンディションや生産性向上を支えるBtoB(企業間取引)市場の開拓を進める。
中核となるのが日中の短時間仮眠「パワーナップ」を取り入れた仮眠空間「ちょっと寝ルーム」。日本睡眠科学研究所の知見を生かし、専用ベッドに加え入眠から起床までをサポートする音、光、香りなどを組み合わせて空間全体を設計する。15~20分程度の仮眠により午後の眠気やストレスを軽減し、作業効率向上につなげる。11月にオープンするイオンモール伊達(福島県伊達市)の従業員休憩室に設けた「パワーナップラウンジ」に採用された。施設で働く専門店従業員の回復環境として仮眠専用ベッドと音・光の演出システムを導入する。今年は10社に導入が予定されている。
同社は企業向け「睡眠改善プログラム」で従業員の睡眠状態の可視化から生活習慣の改善までを支援する。今後はオフィスや商業施設に加え、医療・介護、運輸・物流、ITなどにも対象を広げ、「睡眠」を企業の人的資本や健康経営を支える新たなサービス市場として育成する。
