国内の物作りにこだわるブランド「ノリタカムラハシ」の新作は、極細糸のウール生地、ファンシーツイード、コーデュロイなど尾州産地が得意とする生地を使ったアイテムを揃える。
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ウールTシャツの生地は豪州の「スーパー160」を使用したジャージー。極細糸による柔らかさやドレープ感が特徴で、ラグジュアリーな大人の日常着として提案する。税抜き1万4000円。
コーデュロイのブルゾンはヨーロッパビンテージを意識した。ウール・カシミヤ混で柔らかく暖かい。スーツのビスポークテーラーに縫製を依頼しており、ステッチ、ボタンホール、袖付けなどは手縫いによるもの。裏地の上半分は袖を通しやすいキュプラだが、下半分はウールで暖かさを出した。裾は前下がりで襟は立てても格好良い。袖丈の調整が可能。20万円。
よく売れているのはファンシーツイードのシャツ。レディス向けの中からシックな生地を選び、「ひげを生やしたおじさんでも着られる格好良いファンシーツイード」を意識した。ラメ感や表面感がありアイキャッチなアイテムだ。縫い代はパイピングとチェーンで始末した。4万500円。
新作はジュエリーもある。ダメージ加工したシグネットリングは「服がシンプルな分、ジュエリーが映える」と考え制作した。使い込むことで付く傷や剥がれも意識した。3万6000円。
同ブランドを運営する村橋典岳氏は愛知県一宮市にアトリエを構え、尾州を拠点に物作りしている。
エレガントでクラシックなアイテムが多く、ヨーロッパビンテージやドレスカジュアルが好きな30~50代男性が客層の中心。
9月13、14日は東京・恵比寿で合同展示会を予定している。