靴下の岡本 22年秋から「ココピタプラス・あったか実感」 付加価値化商品を開発し単価をアップ

2022/03/03 11:07 更新


最大温度差4℃の暖かさをアピールする「ココピタプラス・あったか実感」

 靴下の岡本は、22年秋冬物から冷え対策を主眼とした戦略商品「ココピタプラス・あったか実感」を紳士・婦人物で発売する。つま先2層構造をはじめとする独自のノウハウを注ぎ込み、「一般的な綿混靴下と比べ最大温度差4℃」という暖かさを実現した。価格は600~1200円に設定、付加価値化・単価アップ路線へのシフトを象徴する最重点商品に位置付ける。

 ココピタプラス・あったか実感は、靴下の大きな悩みであるつま先の冷え解消に対応した商品で、消費者にわかりやすい明確な機能性を数字で表現できるように開発を進めた。つま先は肌側に吸水速乾、外側に吸湿発熱素材を活用した2層構造に仕上げて暖かさを持続。足底は凹凸パイル構造にしてクッション性も高め、全体はマイクロクッション編みとし通常の靴が履ける薄さにしたのも大きな特徴。4℃の保温性のほか、湿度差もマイナス10%と蒸れも軽減する。

 パッケージは、靴下売り場では珍しいピロー包装タイプにし、サーモグラフィー画像を使いながら、「つま先保温力2倍」の文字を前面にアピールする。店頭展開に合わせ10、11月とテレビCMも予定。防寒のもう一つの柱商品である「まるでこたつソックス」と合わせたボリューム感のある売り場作りも提案していく。

 婦人でスニーカー丈・ハーフ丈・レギュラー丈・ハイソックス、紳士でスニーカー丈・ハーフ丈・レギュラー丈の短めと長めの計8アイテムを揃える。価格は婦人のスニーカー丈の600円(本体)からハイソックスの1200円まで揃える。



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