店頭で活躍する店長たちの取材は、いつも驚きと発見に満ちています。現場で悩みながらも、自ら考えて実践し、答えを見出してきた挑戦者たちの言葉だからでしょう。 ファッションビジネス紙「繊研新聞」の店長向けの企画面「店長に役立つページ」に今年掲載した記事を振り返り、きらりと光る店長たちの至言金言(しげんきんげん)をピックアップしました。
では参りましょう、店長たちの深いぃ言葉2015年総決算です。
01、ビームスジャパン1階ショップマネージャー 谷川聖浩さん
~チームワーク編~
「雰囲気が良いのは、店の全員の役割分担が絶妙にはまっているから」
(1月5日付)
店長歴10年以上のベテラン。「一番の仕事は売り上げを作ること」で、そのために大事なのがスタッフだ。「最高のスタッフがいる店は売り上げが取れている」と実感を込めて言い切る。 苦労もあった人事評価で自分流のやり方を見出し、この2年、定着率が高く、遅刻・無断欠勤もゼロ。サブ店長以下、スタッフ全員との普段のコミュニケーションで個々の適性を見極め、任せられる仕事はすべて任せる。「誰かの異動があっても、このチームワークは維持できると思う」
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02、フェスタリア・ビジュソフィア大丸東京店店長 松村香苗さん
~新人教育編~
「今、一番何を言うべきか自分内ミーティングしてから声をかけます」
(3月30日付)
新人教育にあたっての一言。言葉を発する前に一呼吸おき、今、一番言うべきことは何か、を自身に問う。一度に多くを伝え過ぎて「何を優先すべきかわからない」と言われたことを機に習慣にしている。 同じ内容を伝える際も、相手を見て伝え方を変える。論理的な説明が効果的な新人にはそう伝え、気分を盛り上げる言い方が響く新人もいればそうする。「それぞれやる気スイッチが違うんだって店長二年目くらいからわかりました」。
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03、ロペピクニック ルミネ池袋店ショップマネージャー小林由紀子さん
~モチベーション編~
「自分の希望する仕事ができるとは限らない。そこでどこまでできるかが大事」
(6月8日付)
10人が働く店を切り盛りする小林さん。気持ちが熱い店長として、周囲からも評判だ。販売職は売り上げを支える大事な仕事だが、プレスや企画担当など販売以外の仕事がしたいと退職を申し出るスタッフもいる。若い人ほどその傾向が強く、「そのスタッフのスキルや特性を見て、今は転職よりもまだこの店でやるべきことがあると感じた場合はそうアドバイスする」そうだ。 同じ販売の仕事でも、サブになれば店長をサポートするやりがいがあり、店長はスタッフの成長が喜びになる。小林さん自身、「今の仕事を11年続けたからこそ見えてきた」ことも伝えるそうだ。
04、アーバンリサーチ・ドアーズ ブランド販促 喜多泰之さん
~キャリア形成編~
「本部に早く行きたくてジレンマがたまっている店長は結構多い。でもそれはもったいない」
(8月3日付)
12年冬から店長とブランド販促を兼務し、13年に本部勤務となった喜多さん。店長職の魅力を、「売り上げ、集客、接客をどうやって良くするかなど、現場監督である店長でなければ経験できない業務がたくさんあるところ」という。 だからこそ、忙殺されそうな毎日であっても、焦りは禁物と警告する。「日々の店長業務をこなすなかでも、視点をバイヤーやプレスなどに置き換えることはできる。将来に向けたシミュレーションと思えばいい」と感じている。
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05、マーガレット・ハウエルショップ&コーヒーブリーゼブリーゼ店 真期紀子店長
~専門スキル編~
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