そごう・西武は9月30日、西武渋谷店を閉店した。70~80年代に「ファッションの西武」の象徴として、渋谷駅前に立地し、「若者の街」を代表する存在だった。西武百貨店渋谷店として68年に開業し、当時のDCブランドブームの火付け役だったが、58年の歴史に幕を閉じた。
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DCブランドは、70年代初めと同年代末に人気となり、その受け皿となったのが独自の編集売り場「カプセル」だ。70年9月にオープンした池袋店に続いて、渋谷店に開設した。ユニークな売り場で、実績のあるブランドでなく、無名な若手デザイナーの製品を買い取って、編集・販売した。個性的ながら資金力の乏しいデザイナーブランドを支え、その後の成長を後押ししたインキュベーションの役割を担った。
今回の閉店は再開発を巡って、地権者との賃貸借契約を更新できなかったため。小林清西武渋谷店長は「長きにわたり西武渋谷店を支えてくださったお客様、地域の皆様、お取引先の皆様、そして渋谷の街でともに歩んできた全ての皆さまに、心より御礼申し上げます」とコメントした。
そごう・西武は西武池袋店に経営資源を集中するほか、そごう横浜店、広島店など基幹店の継続的な改装を実施する。そごう横浜店はリモデル後にそごう横浜本店へ名称を変更する。
