テットオムが生産・販売するメンズブランド「ハルプ」が、ブランドイメージを刷新している。13~14年秋冬から長沼寿和がデザイナーに就き、よりフレッシュな感覚を打ち出している。
これまで、アースカラーや凝った加工による着用感をポイントにしたデザインが多かったが、それらを絞って抜け感のあるアイテムを差している。14年春夏は、ダークなヤシの木柄をプリントしたジャケットとショーツのセットアップや、ライムに近いカーキのレザージャケット、パンチングで軽さを出したタイプライタークロスのシャツなどを出した。ボンディングオパール加工のセットアップなどの手の込んだアイテムも、土臭くなりすぎないよう、クリーンなムードに仕上げている。
目指すのは「女性が一緒に歩きたいと思うような服」(長沼)。顧客は30~40代が中心だが、刷新によって20代後半など、“アラサー”の新規客獲得を狙う。現在直営店は10店舗で、卸販売も数店で行っている。