タイで9月下旬からの降雨によって広範囲に洪水が発生している。日系自動車工場が稼働停止するなど経済への影響も出ているが、日系の繊維メーカーには今のところ目立った被害は出ていない。現地報道によると、27の県やバンコク市内で120万世帯、326万人以上が影響を受け、死者も出ている。
東レはタイのグループ各社とも工場設備への影響はなく、事業を通常通り継続している。人的被害もない。一方、従業員については、住居や周辺地域での冠水被害があり、通勤困難者には在宅勤務や特別休暇付与で対応している。
帝人はTAフロンティア傘下の各拠点を含め特段の影響は出ておらず、出社制限なども行っていない。
セーレンはカーシート、エアバッグといった自動車部材の製造拠点があるが、大きな影響はない。
クラボウは紡織のタイクラボウ、染色加工のTTDFとも工場に被害はなく、人的被害もない。家の浸水被害や道路冠水で出社できない社員がおり、在宅勤務や自宅待機で対応している。バンコク周辺、東部などで冠水が多く、道路状況によっては今後の出荷への影響を懸念する。