百貨店婦人服コンテンポラリー1月の売り場観測 ジャケット、セーターがコートを補う

2024/01/31 12:30 更新有料会員限定


 暖冬の影響でコートは振るわなかったが、ジャケットやセーターが補った。コートはウール、非ウールともに肉厚のロングが不振だったが、薄手のショート丈の動きが良かった。春先でも長く着られるコートとジャケットの中間アイテムに集中した。セールは店舗によって格差があったが、プロパー販売が堅調だった。定番などでマークダウンしない品番が増えているのに加え、「欲しい商品は価格に関係なく購入している」という購買動向が後押しした。春物の投入が1月最終週から本格化し、卒業・入学のマザーニーズや様々な行事に向けたオケージョン需要を掘り起こす。(価格は税込み)

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阪急うめだ本店4階

ニットトップ伸ばす

 売り上げは11%増。セールが19%増と好調だった。セール、プロパーともに客単価が上がった。各ブランドでニットアイテムをしっかりと揃えた。ラメ糸使いやハイゲージのニットトップ、ブラウスが良かった。ブラウスはジャージーのプルオーバーと合わせるレイヤードアイテムとしても売れた。プロパーで定番のコートが動いた「ランドオブトゥモローランド」、3階から移設した「アンスリード」、セールでは「メゾン・エムアイディー1985」「ロビーフォーウィメン」が好調だった。昨年末からポップアップスペースでダウンを揃えたが、不調だった。2月は普段使いもできるオケージョン対応商品の提案に力を入れる。1月最終週から春物プロパーを立ち上げる。

コートの代替として好調だったファーベスト1万4080円、トップ7700円「ディニテコリエ」、ジーンズ1万9250円「アッパーハイツ」
エレガントなAラインのコート6万500円「アベニールエトワール」、タートルネックトップ1万2320円「エムアイディー」
コート6万1600円、ブラウス2万9700円、スカート2万3100円「ボールジー」

高島屋大阪店3階

シンプルなジャケット動く

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