有力ショップでファン広げる「ヴェニット」 24年春夏は表情豊かな素材、色を主役に

2023/12/05 11:00 更新


 イトアム(東京)のニットを主軸にしたブランド「ヴェニット」は24年春夏、自由と開放感をテーマに多彩な色と素材のアイテムを揃える。特に、珍しいインポート素材や柄から企画したオリジナル素材が多い。

 主力のニットアイテムは、糸に特徴のあるものから、編み方に特徴のあるものまで豊富なバリエーションが揃う。デニムの糸を1本入れて編んだというツイードジャケット風のカーディガンや、オリジナルで描いたかぎ針編みの花のモチーフを両胸に付けたニットのビュスティエなどがある。

デニムの糸を1本入れて編んだツイードジャケット風のカーディガン

 ボディーはイタリアの細いレースをはぎ合せ、フランスのレースをエリザベスカラーにしてあしらった繊細な総レースのブラウスもある。布帛も、特許技術でリネンにプリーツをかけたブラウスとスカートのセットアップやナイロンに箔(はく)プリントしたパンツなど、様々な表情のアイテムが充実する。

特許技術でリネンにプリーツをかけたブラウスとスカートのセットアップ

 デザインは「開放的」のテーマから、透け感や背中が大胆に開いたディテールを多数取り入れた。

 ブランドは17年春にスタート。「上質な素材に女性の華やかさやチャーミングな一面を散りばめたデイリーウェア」がコンセプトで、ECと卸で販売している。主な卸し先は、伊勢丹新宿本店の「アーバンクローゼット」やベイクルーズ、シップスなど。様々な有力ショップでの販売で、着実にファンを広げている。



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