50代後半になり、初手術で入院することになった。これまで大病がなかったが、年貢の納め時か。入院中は相部屋の人のいびきがうるさく、最悪だった。
しかし、改めて病院は通常の我々の契約習慣とは違うなと認識させられた。病気になれば医者に従うしかない。言われるがまま入院したが、事前に手術料や入院費などは全く知らされない。通常の契約で価格がわからないままということはない。
最近は「セカンドオピニオンも遠慮なく」と言われるが、再度一から病院を探すのも難しい。確かに実際に、どれだけ処置するのか不明な面もあるかもしれないが、概算くらいは出せるのではないかと思う。
子供の通う学校なども一般的な社会習慣と比べると違和感を持つことがしばしばある。その世界では、それが普通で変だとは思わないのだろう。我々のビジネス習慣とは違うが、色々な業界には独特な世界があるものだ。
(茂)