《視点》あの生地がほしい

2026/05/26 06:23 更新NEW!


 「シンヤコヅカ」「ソウシオオツキ」…日本のメンズブランドの勢いを背景に、日本製生地の中国や韓国輸出の機運が高まっている。「韓国は日本ブランドにアンテナを張っている。最近、日本で服を作りたいとの相談が多い」「『日本のこのブランドのあの生地がほしい』との話が増えた」と聞く。

 韓国ファッションは、この数年変化している印象だ。東大門で早く安く生産されたヤングカジュアル向けの服は影を潜め、洗練されたブランドが一気にマスへ浸透した。ソウルでは漢南洞をはじめ高感度なエリアがトレンドの中心地となり、東京には「アーダーエラー」「ワークスアウト」など注目ブランドやセレクトショップが次々に出店した。

 以前取材した韓国ブランドは「代表がまだ若かった00年代前半、当時の日本のストリートファッションに刺激を受けた」と語った。日本と韓国は影響を与え合い、ファッションやカルチャーの市場を作っている存在なのだと改めて感じる。韓国ブランドが日本製生地の服を世界に売り、日本の工場にも光が当たる。そんな話題が業界に届く日も来るかもしれない。

(麻)



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