「ユウオゼキ」(尾関ゆう)は22年春夏、リネンを多用してリラックスした雰囲気を作り、自立した女性のしなやかなワードローブを表現した。
柔らかさと落ち感のあるリネン・レーヨンを使用したブラウス(本体2万3000円)は、すっきりと深めにカットしたキーネック。カフスが長めにとってあり、ロールアップしても、そのままたくし上げても上品に手もとがまとまる。
同素材でライトコート(3万円)、ドレス(2万5000円)、ノースリーブのブラウス(1万9000円)を作った。ブランドのアイコンになりつつある合皮のひも状のベルトでウエストマークした。
レースやチュールなど透け感のある素材もポイントだ。風をはらむとひらひら揺れるフリンジも袖や裾に付け、エアリーさを演出した。
ユウオゼキは、14年春夏にスタート。百貨店や地方のセレクトショップへの卸を中心に、ECサイトで販売している。コロナ禍を機にインスタグラムで発信を1日1投稿するようにして以来、売り上げが伸びている。