ザラ 店頭でサステイナブルに関する特別展を開催

2019/09/05 06:29 更新


 ザラは、秋物が並ぶ売り場で特別展「TRF×ジョインライフ」を開催中だ。サステイナブルに関する同社の取り組みの詳細を店頭で消費者に向けて直接訴求する企画で、昨年から継続的に行っている。

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 ザラでは、リサイクルやアップサイクル、オーガニックといったサステイナブルな考え方を反映した商品に「ジョインライフ」のタグをつけている。その割合は現在、全体の25%。今後、その割合を増やしていく方針で、ビスコースは23年までに全てをオーガニックかリサイクル素材に、コットンやリネン、ポリエステルは25年までに切り替える目標を立てている。

 その取り組みの一つとして、初の再生デニムコレクションを発売した。同コレクションでは最低15%のリサイクルコットンを新繊維と混ぜたアップサイクルコットンを使用している。リサイクルコットンには、着古したデニムを裁断して細かくしたものが使されている。店頭にはデニムパンツをはじめ、ブルゾンやベスト、コンビネゾンなどが揃った。

 ほかにも、使用済みのペットボトルを原料とするリサイクルポリエステルや森林再生プログラムにのっとって作られるテンセル、天然の肥料や農薬を使い、水の使用量を減らしたオーガニックコットンなどの商品も並ぶ。ザラは持続可能なオーガニックコットン生産を目指して、オーガニックコットンアクセラレーター(OCA)の設立パートナーにも加盟している。



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