ファッションビジネスの未来図

混迷する世界情勢やインフレ、気候変動――業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。先が見えにくい時代にこそ、羅針盤となる長期的なビジョンや信念が重要。キーパーソンたちが描く未来図を探ります。

LVMHメティエダール・ジャパン 盛岡笑奈ディレクター 伝統と革新で職人技を紡ぐ

2026/02/16NEW!

 LVMHがサヴォワールフェール(匠の技)の継承と発展を目的に15年から推進するLVMHメティエダール。22年には世界で唯一の支局としてLVMHメティエダール・ジャパンを設立、世界との橋渡しの役割を担う。「産地に残...

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サンエース 浅野勝三社長 「感動経済」の時代に挑む

2026/02/13

 ODM(相手先ブランドによる設計・生産)企業のサンエース(岐阜市)は12年に縫製工場サンワークを立ち上げ、高付加価値型の物作りを進めてきた。当時ほとんどの人から止められた自社工場の運営は、いまや成長に不可欠な武器...



ヒューマンメイド 松沼礼社長 人間の閃きと手仕事に価値

2026/02/10

 会社設立の10期目に東証グロース市場に新規上場したヒューマンメイド(東京)。圧倒的な収益性とさらなる成長への期待値から投資家の評価は高く、時価総額は1000億円前後とアパレル大手と肩を並べる。〝日本発〟を切り口に...



ハウス 松下昌樹代表 〝産地発アパレル〟はもっと広がる

2026/02/09

 遠州(静岡県西部)産の生地を使ったアパレルを販売し、産地の魅力を発信するハウス。物作りを通じて産地の価値を発信し、その発展や維持につなげる〝産地発アパレル〟は「今後ますます増え、ファストファッションとメゾンブラン...



三星毛糸 岩田真吾社長 尾州産地の世代交代に注目を

2026/02/06

 ウール生地で知られる尾州産地の産業観光イベント「ひつじサミット尾州」発起人の岩田真吾三星毛糸社長。ひつじサミットが一つの契機となり、企業の垣根を越えた協力・連携が生まれている。今後は世代交代による新しい可能性にも...



トライエッティング 長江祐樹社長 AIが未来を決めるのではない

2026/02/05

 AI(人工知能)需要予測は、未来を「当てる」ための道具ではない。AIが示すのはあくまで過去から導かれた予測であり、そこに営業や現場の判断が重なり、最後に予算という経営の意思が据えられる。精度が高まっても「まず予算...



やまと 矢嶋孝行社長 〝危機〟は視点を変える好機

2026/02/04

 1917年創業のきもの専門店やまと。19年に就任した矢嶋孝行社長は「〝きもの〟でエキサイティングな世の中をつくる」とのビジョンを打ち出し、社内外への浸透に取り組んできた。フランス法人設立など新規事業や積極的な協業...



吉田 松原賢一郎取締役開発本部長 日本の職人守るため海外へ

2026/02/03

 歴史と趣のある東京の「九段ハウス」で、創業90年を記念した展覧会を昨年11月に開催したかばんメーカーの吉田。創業からかばんだけを作り続けてきたことが最大の強みだ。松原賢一郎取締役開発本部長は、「次世代に何かを残す...



島精機製作所 島三博社長 在庫、時間軸、無駄ゼロの世界に

2026/02/02

 島精機製作所は30年前、無縫製横編み機「ホールガーメント」(WG)を世に送り出し、ニット生産にイノベーションを起こした。その後もWGを進化させ、デザインシステムを開発し、サブスクリプション(定額課金)を始めるなど...



フィセル 榎本恭子社長 少子化、人口減を悲観しない

2026/01/30

 創業30周年を迎えたフィセル(愛知県蒲郡市)。ベビー・トドラー向けアイテムを軸に成長してきた。ターゲットであるベビーの出生数は24年に68万人台と初めて70万人台を切った。25年はさらに下回ると推計され、今後も右...