有力ショップに聞いた20年春夏の発注状況は、装飾をぐっと抑えたスタイルの「シンプル、ピュアネス」、素朴な雰囲気の「ナチュラル、プリミティブ」に支持が集まった。今秋冬のレディストレンド「BCBG」の流れを組む、70年代調のトラディショナルなスタイル「フレンチシック」も継続トレンドとして期待する。
(関麻生衣)
トレンドテーマの1位はシンプル、ピュアネス。色柄を控えめに装飾もそぎ落としたクリーンなスタイルだ。「柄ではなく無地のアイテムを意識的に揃える。天然素材のドレス、シャツ、ボトムを買い付けた」(バーニーズニューヨーク)、「白やペールカラーを基調としたフェミニンなウェアをオリジナルで販売する」(ドゥーズィエムクラス)。続く2位は、大地や自然を感じさせる色柄や素材で作るナチュラル、プリミティブだった。
3位のフレンチシックは、コンサバティブな客層に響くと百貨店を中心に支持された。「今秋冬から動きが良いボウタイやフリルのブラウス、キュロットスカート、ブレザーなどBCBG感覚のアイテムを春夏でも強化する。ディテールはトリミングや金ボタンに注目する」(松屋)という。
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