「エーランド」の服を着たスタッフが接客（韓国ポチャ・イヨサンソウル）
アダストリアは飲食子会社ゼットンの韓国料理店に、自社で運営する韓国ブランドセレクトショップ「エーランド」の服をユニフォームとして提供した。エーランドの人気販売員がSNSで料理店やメニューについて発信するなど、販促面でも支援する。
ゼットンが6月に開いた東京・中目黒の「韓国ポチャ・イヨサンソウル」で協業する。韓国の若者に人気の屋台飲みを日本でも楽しめるというコンセプトの店だ。認知拡大に、同じく若者向けで韓国発のエーランドとの親和性が生かせると考えた。
エーランドが店頭で販売しているストリートテイストの服を、ホールスタッフなどのユニフォームとして提供した。コーディネート投稿機能「スタッフボード」でフォロワーが多いエーランドの人気販売員3人が、イヨサンソウルのインスタグラム公式アカウントでライブ配信を行うなどの施策も実施している。
「韓国ファッションは競合が多く、ただ服や雑貨を売るだけでは勝ち残れない。食などのカルチャーと絡めた提案が必要だ」（松﨑真悟エーランド営業部長）との見方。今後は認知拡大のための施策だけでなく、グループの生産背景を活用したアパレルなどの企画も検討し、来店客への販売を見込む。
