鉱物由来の機能素材を開発・販売するアドエルムテクノロジー(東京)は、ヒップホップグループ、ライムスターのラッパー、Mummy-D(マミーディー)氏と協業し、同社の独自技術「アドエルム」の本質をわかりやすく伝えるための楽曲「5th Element」(フィフスエレメント)を制作し、10月23日に発売した。
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アドエルムは皮膚の触覚や視覚、聴覚といった感覚器が様々な刺激を感知して起こる人体生理反応を応用した「コンディショニング技術」。とりわけ自分のパフォーマンスを高めたいアスリートにとって有用性の高い技術だが、「説明の難しさ」が課題だった。これに対し、開発者である杉本健代表取締役会長は「音楽の力でアドエルムを伝えられたらおもしろい」として、約1年前に楽曲制作のプロジェクトを立ち上げた。
杉本会長は自身もサーフィンやスケートボード、グラフィティーなどに没頭していたことから、ヒップホップやストリートカルチャーに対する理解が深い。こうした杉本会長の背景と、同技術に関心を持ったマミーディー氏が楽曲制作の協業依頼を引き受けた。
同楽曲はヒップホップの四大要素(MC、DJ、ブレイクダンス、グラフィティー)に「プラス1の要素(自分自身)を追加し、『新たな可能性を拡げる一歩を踏み出してみろ』と鼓舞するようなリリック(歌詞)」という。杉本会長との対話を基にマミーディー氏が作詞し、同氏とヒップホップユニット、ガグルのDJ Mitsu the Beats(ミツ・ザ・ビーツ)氏が共同で作曲した。楽曲のジャケットは杉本会長がデザインした。11月にはミュージックビデオも公開予定。今後、アドエルムのPRにも楽曲を活用する。