【パリ=松井孝予通信員】仏ケリングは傘下「アレキサンダー・マックイーン」のクリエイティブディレクターに、アイルランド出身のショーン・マクギアーを任命した。9月30日のショーを最後に退任したサラ・バートンの後を継ぐ。
マクギアーは14年、ロンドン芸術大学セントラル・セントマーチンズでファッションの修士号を取得後、「バーバリー」からキャリアをスタートした。「ユニクロ」でクリストフ・ルメールの下、メンズコレクションに携わり、「ドリス・ヴァン・ノッテン」のウィメンズウェア、「JWアンダーソン」などで経験を積んだ。
ケリングのフランソワアンリ・ピノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、「唯一無二のこのブランドにおける新しい章の幕開けが待ちきれない」と、無名ながら経歴豊かなマクギアーへの期待を表明した。