購入後体験プラットフォームのリカスタマー 東南アジア市場への展開本格化

2026/03/03 17:30 更新NEW!


都内で会見を開いた(左が柴田CEO)

 ECの返品や交換業務を自動化するリカスタマー(東京)は、東南アジア市場への展開を本格化する。東南アジア唯一の「ショッピファイ」プラチナムパートナーであるジャンプスタート・コマース(シンガポール)と提携し、配送追跡や返品・交換などの購入後体験プラットフォーム「リカスタマー」を拡販する。現地での販売体制を構築して海外ブランドへの導入を進めるとともに、日本企業のアジア進出を後押しする。

 東南アジアのEC物販市場は19年の4兆1000億円から24年は24兆3000億円へと約6倍に拡大した。市場成長が続く一方で、「東南アジアの返品率は推定15~20%で、日本(3~5%)の数倍になる。返品体験の改善がECの購入意欲に直結する市場だが、返品専門プレーヤーはほぼ不在。リカスタマーの提供価値が最も刺さる領域であり、先行優位性がある」(柴田康弘代表取締役CEO=最高経営責任者)とみる。

 アパレルは返品・サイズ交換が多い商材だ。国内でも煩雑な作業が多いが、越境では言語や物流、関税対応などの課題が重なり、事業者の負担はさらに大きい。同社は返品受け付けから返金処理、配送追跡までオンライン上で完結できるシステムを提供する。関税対応や現地倉庫、物流との連携も進め、越境ECの運営効率とユーザー体験の向上を支援する。

 同社は17年の設立。国内では500ブランド超に導入され、25年はビームス、しまむら、ハニーズ、ヘラルボニーなどが採用した。東南アジアでは初年度100ブランドへの導入を目指す。

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