アーモンド・アイのレディスブランド「リツコ・シラハマ」は24年春夏、AI(人工知能)で生成した柄のアイテムを提案する。デザイナーの白浜利司子が撮り下ろした写真をAIが処理し、そこから加工を繰り返して生まれた不思議な柄のアイテムだ。AIや「チャットGPT」の普及を受けて、「新しい挑戦として取り組んだ」という。
(松本寧音)
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使用した写真は、白浜が私生活で撮影した朝日が注ぐ樹木、花、シャンパンボトルのタワーなど。ピクセル状に変換され、それぞれが万華鏡の世界ような幻想的で美しい柄になっている。それを様々な生地にプリントし、ピークトラペルのジャケットとセミワイドパンツのセットアップ、シフォンのドレス、プリーツスカートなどを作った。
このAIを駆使した柄のアイテムに、手作りのようなプラスチックパーツのアクセサリーを合わせる。あえて相反するもの同士のバランスが良い。実際に白浜がたくさんの色や形のパーツを並べて組み合わせた、アナログな遊び心が光るもの。イヤリングやネックレス、ブレスレットを揃える。
AIを使った物作りは継続し、次回は言葉を読み込ませてTシャツなどを作る予定。