繊研新聞社主催 第28回ディベロッパー大賞&テナント大賞 ルクア大阪、ユニクロが2年連続受賞

2026/03/11 06:00 更新NEW!


 繊研新聞社主催の第28回(25年度)ディベロッパー大賞&テナント大賞の「テナントが選んだディベロッパー大賞」はルクア大阪(JR西日本SC開発)に、「ディベロッパーが選んだテナント大賞」は「ユニクロ」(ファーストリテイリング)に決まった。いずれも2年連続の大賞受賞となった。

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 ディベロッパー大賞の準大賞には、渋谷パルコ(パルコ)、タカシマヤゲートタワーモール(ジェイアール東海高島屋)、阪急西宮ガーデンズ(阪急阪神ビルマネジメント)が選ばれた。

集客力のルクア大阪 ヒット商品のユニクロ

 ルクア大阪は、7度目の大賞受賞となった。大阪・関西万博や新規商業施設の開設により大阪・梅田地区の集客力が高まった好影響もあり、過去最高売上高を更新した25年3月期の1037億円(前期比17.5%増)に引き続き、今期も「2ケタ近い増収」を見込む。営業計画をすり合わせるテナント協業の施設運営も貢献している。「妄想ショップ」「ムダ満喫クラブ」など顧客参加型や共創型のイベントでリアルの体験価値を高めている。4月初旬に、3館目のルクアとなるルクアサウスを開業する。

ルクア大阪

 ユニクロは、6度目の大賞受賞となった。既存店売上高は、気候変動の影響が大きかった端境期の25年3、9、12月を除き、安定して伸ばした。高評価の理由の一つはヒット商品に恵まれたこと。「ユニクロ:C」のスウェットワイドパンツと「ユニクロ・アンド・JWアンダーソン」のジーンズなど幅広い客層が支持する商品が生まれた。増床して子供服売り場の規模を旗艦店並みに拡大した「ららぽーと柏の葉店」など、地域商圏特有のニーズに合わせた既存店の大型化や品揃えの強化も、入居商業施設の集客や売り上げの伸びに貢献した。

ユニクロ(ららぽーと柏の葉店)

 渋谷パルコは、19年11月の建て替えオープン以来、高感度で独自性のあるファッションとカルチャーの発信を強め、インバウンドからも支持されている。25年春から秋にかけて全体の約4割、約80店を刷新、「グローバルニッチな施設としてパワーアップ」した。26年2月期売上高は前期(439億円)に続き、過去最高となる約510億円を見込む。

 タカシマヤゲートタワーモールは、エリア初などオンリーワンのテナント構成で差別化し、開業(17年)の翌年から8年連続で敢闘賞を受賞。駅直結のトラフィックを生かし、JR名古屋高島屋と連携し、幅広い客層を呼び込む。強化するコスメゾーンが好調なほか、VPや全館プロモーションで入店・購買客数を増やし、売り上げを伸ばしている。

 阪急西宮ガーデンズは、上質な施設環境重視の施設運営が支持されている。専門店ゾーンの25年4月~26年2月累計売上高は前年同期間比2.5%増で、全業種が前年超え。専門店ゾーン、核テナントを含めた全館売上高ともに過去最高売上高を更新する見込み。来館者数も2000万人以上となりそうだ。

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