シャンゼリゼ大通り 今年も省エネイルミネーション

2023/12/14 06:25 更新


シャンゼリゼ大通り

 【パリ=松井孝予通信員】パリの風物詩、シャンゼリゼ大通りのクリスマスイルミネーションが観光客で大いににぎわっている。2年目となる省エネ電飾は、仏製LEDの白とシャンパンカラーのトーンで400本の街路樹をツリーに変え、ブルーの光が星のように点滅する。44%の節電ができたという。

五輪の準備も進む

 「世界一美しい通り」と呼ばれるシャンゼリゼだが、テナント料は世界5位(米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド調べ)。1平方メートル当たり年間で1万1400ユーロ(前年比5%高)と1位のニューヨーク五番街の約4割安だ。通りの一角には大手スポーツブランドや「ルルレモン」「ラコステ」などの旗艦店がすでに扉を開け、来年のパリ五輪・パラリンピックに向け準備万端だ。凱旋門寄りの一角には、年末にケリング傘下「サンローラン」が、26年には「ルイ・ヴィトン」がシャンゼリゼ店の隣に初のブティック&ホテルの開設を予定している。ラグジュアリーブランドの投資はこれにとどまらず、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが1万8000平方メートルの物件を取得したと仏メディアが伝えた。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事