シャネルが“アラーキー”の写真展 6月22日から

2017/05/23 04:29 更新


© Nobuyoshi Araki Courtesy of Taka Ishii Gallery

 シャネルは6月22日から、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、写真展「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」を開催する。

 パリにあるフランス国立ギメ東洋美術館は昨年、海外でも支持を集める写真家、荒木経惟の作品を揃えた大規模個展「ARAKI」を開催した。今回はそこで披露した撮り下ろしの新作「東京墓情」を、日本で初めて公開する。

 大病を経験して得た濃密な死への意識を抱きながら、写真を通して自身の写真家人生を振り返っている。「アタシはもう、棺桶(かんおけ)に片足を突っ込んでいるの。あの世で自分が撮る写真はどのようなものになるのか、探ろうとしているわけなの」と語っている。

 本展では、ギメ東洋美術館所蔵の写真コレクションのなかから、荒木自身がセレクトした幕末・明治期の写真作品も揃う。19世紀後半に撮影された「日本の武者」や「刺青をした別当」などの写真が展示される。加えて、本展のために撮り下ろした新作も発表される予定だ。7月23日まで、入場無料。



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