26~27年秋冬レディスファッションウィーク 現地通信員が語るミラノ・パリの見どころ

2026/02/19 14:00 更新NEW!


ウィンタースポーツをイメージした、ミラノ・ファッションウィークの広告キャンペーン

 レディスの26~27年秋冬ファッションウィークは、2月16日まで行われたニューヨーク、2月19日からのロンドンの後、ミラノ、そしてパリが始まる。26年春夏に新デザイナーによるコレクションを見せたブランドは今シーズンも注目。さらにデビューコレクションも続く。現地通信員に見どころを聞いた。

ミラノ デザイナー交代後、本格始動のコレクション

 26~27年秋冬ミラノ・ファッションウィークは、2月24日~3月2日に開催される。フィジカルショー54、デジタルショー8、プレゼンテーション72、イベント27の、計161のアポイントメントが予定されている。

 先シーズンからクリエイティブディレクターの刷新が相次ぐミラノだが、今回も「フェンディ」のマリア・グラツィア・キウリ、「マルニ」のメリル・ロッゲがデビュー。デビューコレクションの発表に注目が集まる。また、昨年9月に「グッチ」の新クリエイティブディレクターとして、映像を用いて歴代のデザイナーにオマージュを捧げるプレゼンテーションを行ったデムナが、今回は初のランウェー形式でコレクションを発表する。

 故ジョルジオ・アルマーニ氏の姪(めい)シルヴァーナ・アルマーニは、先月末、パリ・オートクチュール期間中、「アルマーニ・プリヴェ」でデザイナーとしてデビューを飾ったが、今回の「ジョルジオ・アルマーニ」のウィメンズ、メンズとウィメンズの合同ショーとなる「エンポリオ・アルマーニ」にも注目が集まる。エンポリオ・アルマーニのメンズのデザインは、アルマーニ氏の長年のパートナーだったレオ・デッロルコが手掛ける。アルマーニ氏亡き後の同ブランドの行方が気になる。

 今回のミラノ・ファッションウィークは、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックと同パラリンピックに挟まれた日程。ウィンタースポーツに関する展覧会「ホワイト・アウト」(トリエンナーレ・ミュージアム)、「雪のイタリア、広告グラフィックにみられるウィンタースポーツ」(スフォルツェスコ城博物館)など、冬のスポーツにちなんだ文化イベントも多い。「モンクレール」は、1952年の創業から未来へと続く「モンクレール・グルノーブル」の進化をテーマとした没入型展示「ザ・ビヨンド・パフォーマンス・エキジビット」を開催する。

(ミラノ=高橋恵通信員)

パリ 世代を越えたクリエイションが交差

 26~27年秋冬パリ・ファッションウィークは3月2日に開幕する。68ブランドがショー、31ブランドがプレゼンテーションを行う。「世紀のファッションウィーク」と称された先シーズンのデザイナー交代ラッシュを経て、ラグジュアリーブランドにとって新章の輪郭を表すシーズンとなる。

 「バルマン」は新アーティスティックディレクター、アントナン・トロンによる初コレクションを披露する。構築的でミニマルな感性が、これまでのバルマンとどう響き合うのか注目される。「アライア」はピーター・ミュリエの最終章。美学の到達点に視線が集まる。

「アライア」26年ウィンタースプリングコレクション

 再びパリに戻る「オフホワイト」は、創業者亡き後のブランド像を描く。ショー初参加のウクライナの「リトコフスカ」、ジョージアの「シチュエーショニスト」、プレゼンテーションの「CO」「インク」「タイム」など独立系も顔を揃える。世代を越えたクリエイションが交差し、ウィークに独特の表情を与える。

(パリ=松井孝予通信員)

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